2018年5月11日

衆議院議長

大島理森さんの「うどんは控えめじゃ」

2018年5月11日

午後1時、「これより会議を開きます!」
衆議院本会議場に響く声。

衆議院議長の大島理森さん(71)です。議長に就任してから3年。
本会議前はいつも、国会内の食堂からの出前だという大島さんのランチをのぞいてみると。

「月見うどん」と「サラダ」で、しめて750円。
うどんは半玉ちょっとと、量は控えめです。

衆議院本会議は、2時間や3時間かかることはざらです。新年度予算案の採決などが行われたことし2月28日には、5時間余り議長席に座り続けました。
これだけで足りるんでしょうか。

「たくさん食べると、眠くなってしまうのじゃ。緊張感を保つには腹半分ぐらいがよい。でも、本会議が終わると、とたんにおなかがすく」

本会議中、議長席から議場を見渡す大島さん。

ときに、居眠りする議員を見つけると、「昨晩は飲み過ぎたのかな?」などと書いたメモを届け、ギョッとして議長席に目を向ける議員に、大島さんがニヤッとする、なんていうこともあるそうです。

国会では財務省をめぐる問題などを受けて、4月下旬から立憲民主党などが審議を欠席してきましたが、大島さんの仲介もあって、この日の本会議は、久しぶりに与野党がそろいました。

野党との折衝に当たる自民党の国会対策委員長として、歴代最長の在任期間のキャリアを持つ大島さん。合意にこぎつける秘けつを聞いてみました。

「つるつるっと、おいしいうどんを作るためには、丁寧に、腰をグッと入れて、何度も何度も生地を練ることが大事じゃろ。与野党の話し合いも同じ。自分たちの主張だけを通そうとしてはならん。腰を据えて相手の話を丁寧に聞けば、必ず合意点は見いだせるもんじゃ」

ごちそうさまでした!