2018年4月25日

農林水産大臣

齋藤健さんの国産マグロ漬け丼セット

2018年4月25日

「すべての国民が1日1口でもコメを食べれば、食糧自給率は1%上がるんだよ」

ご飯をほおばり、力強く語るのは、農林水産大臣の齋藤健さん(58)。国産食材の消費拡大を先頭に立って進めようと、日々、「自給率」を意識した食事を選ぶよう心がけていると言います。

この日のランチは、農林水産省内の国産食材にこだわる食堂から大臣室に届けてもらった、「マグロ漬け丼セット」880円。

「このメニュー表を見てよ。値段の横に自給率が書いてあって、マグロ漬け丼は62%。なかなか高いよね。コメは宮城県産コシヒカリで、ネギやシラス、トマトも国産かな。なんだか、完全に職業病だな」

大学時代は、ハンドボール部の主将を務めていた体育会系の齋藤さん。好きな食べ物は、ラーメンや焼き肉のカルビで、脂っこいものに偏りがちですが、最近は魚や野菜もバランス良く食べるよう気をつけています。

「若いころは意識しなかったけど、年齢もあるのかな。それと、この仕事は不規則で、夜遅く朝早い。食で健康管理するのは難しいけど、その中でもできるだけ工夫している」

齋藤さんが7年近く続けている習慣が、野菜ジュースを毎日飲むこと。秘書特製で、もちろん国産のトマトとにんじんを絞っています。

「会食が多いと野菜がどうしても不足するけど、ジュースにすればパッと飲めるから。1日1杯で、トマト2個分は取れるから」

斎藤さんは、大臣になって、気づかされたことがあると言います。

「日本って全国においしいものがこんなにあるのかと思う。国産のものを食べてもらう余地ってまだまだあって、『食』を楽しみに海外から来る人も多く、日本の『食』のポテンシャル=潜在能力って、すごく高い。だからこそ、みなさんにも自給率も上げてもらえたら」

ごちそうさまでした!