2018年4月13日

自民党 衆議院議員

田野瀬太道さんアタマ大盛りつゆだく牛丼

2018年4月13日

「議長ぉぉぉぉぉ」
衆議院本会議場に響く、独特の抑揚をつけた、張りのある大きな声。
衆議院では、本会議の議事進行を促すため、「議事進行係」の議員が、議席から、大きな声を張り上げ、議長に発言の許可を求め、議事日程に関する動議を読み上げるのが慣例となっています。
「議事進行係」には、期待の若手が指名され、歴代には、若い頃の森喜朗さんや竹下登さんといった総理大臣経験者など「大物」が名を連ねます。。

現在、89代目の「議事進行係」の役を務めているのは、自民党の3期生、田野瀬太道さんです。

衆議院本会議は、通常、午後1時から。その直前となるランチは、時間との勝負です。本会議の段取りを事前に調整する委員会が終わったあと、本会議が始まる30分ほど前に、国会内の一室で、先輩議員と一緒に食べます。

「急いで食べないと」と言って、手に取ったのは牛丼。国会内にある牛丼店からのテイクアウトで、半熟卵とサラダを足して、値段は650円です。

なぜ牛丼なのでしょう?。
大きな声を出すには、腹持ちの良い丼物がいいのかと思いきや、理由は、ちょっと意外でした。

「牛丼やカレーが多いのは確かだけど、特にこだわりがあるわけではない。一番の理由は、先輩たちのお昼に便乗させてもらうので、先輩が食べているものを食べる」

確かに、隣の議員はカレー、その隣は牛丼、そのまた隣は、カレーでした。

すると、先輩議員からは、「同じものを食べても、アレンジが大事。自分はマヨネーズと塩を常備している」と一言。
まだ「若手」の田野瀬さんは、「肉多め・つゆ多め」のシンプルな牛丼を、口いっぱいにかき込んでいました。

田野瀬さんによると、「議長」の呼び方1つとっても、「長く」や「短くコンパクトに」、「野太く」や「オペラのように美しく」など先輩たちのアドバイスは様々なのだとか。

「地元が奈良県なので、『関西弁丸出しのイントネーションに替えてみたらどうだ』というアドバイスもあったけど、さすがにお断りしましたよ。自分なりの議事進行をしたい」と力を込めました。

様々な歴史の積み重ねの上にある政治に、新たな時代のアレンジが加わることを、望みまぁぁぁぁぁす。