2020年3月30日
宇都宮市役所 観光交流課の皆さん
日本一奪還!ギョーザランチ
2020年3月30日
永田町・霞が関のサラめし。今回は地方出張です。
舞台は、言わずと知れたギョーザのまち、宇都宮市。どこもかしこもギョーザでいっぱい。
街灯に、マンホールまでギョーザ模様という徹底ぶりです。
もともと家庭でのギョーザの消費量が多かったことをきっかけに、ギョーザで街おこしを始めたそうですが、今では市内を訪れる人のおよそ6割が、ギョーザ目当てなんだそうです。
総務省家計調査の年間のギョーザ購入額では、平成22年まで宇都宮市が15年連続で日本一。
しかし平成23年に、ご当地グルメの「浜松餃子」を擁する浜松市にトップを奪われ、それ以降、毎年2つの市で熱い戦いが繰り広げられているんです。
街のシンボルとしてのギョーザの普及に向け、日夜、研究と情報発信に取り組んでいるのが、宇都宮市役所・観光交流課のみなさん。
職場を見ると机の上にもギョーザが。本当に好きなんですね~。
去年は、僅差で2年ぶりに宇都宮市が日本一を奪還しました。さぞ、うれしいのでは!?
「1位は本当にうれしいですが、あまり順位にこだわらないようにしています。宇都宮のギョーザは皮や具、調理方法に細かいルールがないのも特徴で、店ごとに工夫を凝らしたギョーザがたくさんあるので、純粋に楽しんでもらうのが一番」
うーん、コメントも横綱の風格ですね。
この日は、塩田寿美恵課長と職員の皆さんのランチに同行することに。
向かったのは、市役所から歩いて10分ほどのギョーザ店です。
「ギョーザの魅力を紹介するには、自分たちが味を知らないと!」と、限られたお昼休みを使って、新しいお店や話題のギョーザの味をリサーチしているんだとか。
さっそく、焼き、揚げ、水ギョーザを注文。
さらに運ばれてきたのは…、なっなんですか?
「これは、『ギョーザうどん』なんですよ」
え?うどん??
なんと、こちらはギョーザの皮で作った麺。
具材にも使われる挽肉などが入ったタレにつけて食べるんだそうです。
「麺がすごくもちもちしてて、おいしい」
「これはいろんな人に食べてもらいたいね」
去年配属された若手職員も、ギョーザうどんの味に感動!
それにしても、いろいろなギョーザがあるんですね。
さてさて、皆さん、店を出て向かったのは、職場と正反対の方向。
あれあれ?ここは…またギョーザ店?
「ここのおすすめは揚げギョーザなんです」
なんとギョーザ店のはしごですか。すごい探究心…
きつね色に揚がったギョーザの横にあるピンク色のものはなんですか?
「岩塩です。塩で食べるギョーザは珍しいので食べてみたくて。上品な味ですね」
バリエーションが豊富なんですね。
ところで、今後の戦略は?
「ギョーザの街というブランドはかなり定着したと思います。実は宇都宮はカクテルの名店も多くて、次はカクテルの街、ジャズの街のPRにも力を入れたいです。新しい魅力も発信し続けたいですね」
夢もふくらみますね。
ギョーザを研究しつつ、新たなブランドづくりも目指す、宇都宮市役所の皆さん。
今後の戦略にも期待してます。
ごちそうさまでした!