2019年10月7日
環境政務官 八木哲也さん
環境政務官の「エコめし」
2019年10月7日
内閣改造後のお昼どき。
こちらは、東京の新宿御苑です。気持ちいいですねえ。
その敷地内に、レストランがあります。
入ってみると、「エコ・クッキング」とか…
間伐材を使っています、とか、環境への配慮をアピールする表示が次々と。
そんなお店にいたのが、環境省の政務官に就任した自民党の八木哲也さん(72)です。
新宿御苑、実は環境省が管理しているんです。八木さん、きょうは視察に訪れ、ついでにレストランでランチにしたのだとか。
注文したのは、一番人気のカレー。消費税込みで830円。
若い頃にインドを旅した八木さん、カレーに特別な思い入れがあるそうです。
「インドにいた時は、毎日カレーしかなかったんだよ。でも食わないと生きていけないからさ、毎日カレーを食べるしかなかった。でも、不思議なことにさ、日本に戻ると、懐かしくなって、ちょこちょこカレーを食べるようになって。今もよく頼むんだよね」
このカレー、どう「エコ」なんでしょう?
シェフの伊藤秀雄さんに聞きました。
「まず、調理で使う水を減らすため、お米は無洗米。
カレーの具材は、燃料を使うビニールハウスなどで栽培された野菜でなく、旬の野菜を使って、環境に配慮しています。この時期は、トマトやナスが具材で、冬はしいたけやレンコンを使っています」
八木さん、お味は?
「おいしい、おいしい。たくさんカレーを食べてきたけど、このカレーはおいしいよ。『エコ』のメニューですと言われても、食べてる感じは、普通のおいしいカレーだよ。旬のものを使ってるって聞くと、その季節、季節を味わう感じがして、よりおいしくなるね」
そして、あわせて注文したお茶には、紙ストローが。プラスチックではありません。
「紙でも全く気にならない。環境のことを考えると、値段が高くても、紙を使っていかないと。紙が普通というところまで持っていきたいよね」
「『環境』という言葉を、もっと政治のキーワードにしていかないといけないよね。どれだけ世界基準に近づけられるのかを考えたい。成長も大事だけど、環境という側面から、どれだけブレーキをかけられるかも大事だと思ってる」
ところで、環境省というと、小泉進次郎・環境大臣が注目されていますが…。
「環境省としても、注目されることはいいことだと思うよ。『若いから』と言う人もいるかもしれないけど、自分としては、若いからこそ、しがらみのない発言もできるんじゃないかと思うよ。若い感性、視点でやっていくことを期待されているとも思うしね」
「一番若い大臣を、一番年寄りの政務官がしっかりサポートしたいね(笑)」
地球温暖化対策を担う環境政務官の「エコめし」。
ごちそうさまでした!