2019年4月8日
公明党 幹事長 斉藤鉄夫さん
斉藤さんのバランスめし
2019年4月8日
窓の外にはまぶしい新緑。ここは東京・新宿区にある公明党本部の食堂です。
食堂の人からみそ汁を受け取っているのは、幹事長の斉藤鉄夫さん(67)です。
この日、選んだランチは「さばのみそ煮定食」。
脂がのった「さば」に、ごはんとみそ汁、それに小鉢がついて400円です。
小鉢には「もやしときゅうりのナムル」を選びました。
若い党職員の人たちとテーブルを囲みます。
「よく煮込んでいておいしい。私は島根県育ちで、子どもの頃から、さばをよく食べました。おふくろも、よく料理してくれましたね。なつかしの味です」
麺類や丼ものなど食堂の4種類のメニューから、定食を選んだ理由は。
「ここでは定食以外食べたことないね。バランスよく、いろいろなものを食べるようにしています」
健康に気をつけて、バランス重視で選んでいるそうです。
国会にいることが多い斉藤さん。
党本部の食堂でランチを食べる時は、いつも居合わせた党職員と一緒に食べるようにしているそうです。職員をまとめるのも幹事長の大事な仕事。ランチは、コミュニケーションをとるいい機会だと言います。
「食堂に来ると、職員の皆さんがいるので、顔が見えるし会話もできます。できるだけ話を聞きたいし、気軽に声をかけてもらえる幹事長でありたいと心がけています」
ランチも党運営もバランス重視なんですね。
やはり連立を組む自民党との関係も、バランスが大事なんでしょうか。
「自民党との関係は、はじめからバランスを保とうと思うと、大きさも違うし、やっぱり力の差が出ます。特に私の場合は、気が弱いところがあるから、それをカバーすべく、自民党の二階幹事長にも、言うべきことはしっかり言うようにしています。結果として、バランスが取れていると感じますね」
あの二階さんにもの申すのは、勇気がいりそうですが…
「いえいえいえ!あの人のすごさは、まず何でも聞いてくれて、決して否定はしないことです。あとから『それはできないよ』とかはあるけれども、意見は言いやすいですよ。選挙協力でも、国会運営でも、『ここはこうして下さい』と、かなり言わせてもらっています。自公連立政権というのは、緊張関係があってはじめて、国民の皆さんに良さを感じていただけると思います」
連立政権の運営も、絶妙なバランス感覚が必要なのかもしれません。
ごちそうさまでした!