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政治のことば

ねほりん

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なにかと難しくてわからない政治のことば、このコーナーで解説するよ

ぱほりん

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今回は
定年後の再雇用

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定年後の再雇用とは

高齢化が進む中、国は厚生年金の支給開始年齢を段階的に引き上げています。これにあわせて平成25年に「改正・高年齢者雇用安定法」が施行され、一定の経過措置を認めた上で、希望者全員を65歳まで雇用する制度の導入を企業に義務づけました。こうした状況や、人手不足の影響で、定年後も働き続ける人たちは年々増加し、内閣府などによりますと、平成28年の調査で15歳以上の労働力人口は6673万人となり、このうち60歳以上が1327万人と全体の19.9%を占めています。

こうした人たちの働き方を調べるため、独立行政法人 労働政策研究・研修機構は平成26年に全国の60代の人たちを対象にアンケートを行い、3244人から回答を得ました。その結果をもとに推計したところ、定年後も働いている人たちのうち元の勤務先に継続雇用されたと回答した人は全体の66%でした。また、継続雇用された人たちに仕事の内容を尋ねたところ、変わらなかったと回答した人は50.3%でした。待遇に関する質問では、継続雇用で賃金が減少したという回答は81%で、減少した割合は4割から5割という回答が24%と最も多くなっています。賃金が下がったことについて、複数回答で尋ねると、「雇用が確保されるのだからやむを得ない」という回答が48.5%と最も多くなりました。一方、「仕事がほとんど変わっていないのに、賃金が下がるのはおかしい」が30.2%、「会社への貢献度が下がったわけではないのに賃金が下がるのはおかしい」が20.6%と疑問を感じている人が少なくないことがうかがえます。

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