国会でもマスクの着用は個人の判断に アクリル板も外す

国会では、3月13日から、政府の方針に合わせてマスクの着用は、個人の判断に委ねられることになりました。

午前9時過ぎから始まった参議院予算委員会の集中審議では、岸田総理大臣と閣僚がマスクなしで質疑に臨みました。

また、これまで答弁者の前に置かれていたアクリル板も、13日から設置されなくなりました。

一方、出席した議員の一部や、官僚の多くは、引き続きマスクを着用していました。

岸田首相 マスク着用せず官邸入り

新型コロナ対策としてのマスク着用が3月13日から個人の判断に委ねられることになりました。岸田総理大臣はマスクを着用せずに総理大臣官邸に入り、国民が戸惑わないよう、場面に応じた着脱の考え方を具体的に説明していく考えを示しました。

新型コロナの感染症法上の位置づけが5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するのを前に、政府は13日からマスクの着用を個人の判断に委ねます。

岸田総理大臣は午前8時すぎ、マスクを着用せずに総理大臣官邸に入り、記者団に対し「マスクの着脱は個人の判断に委ねることとなるが、個人の着脱を強制するものではない。私自身、マスクを外す場面が増えると考えている」と述べました。

そのうえで「換気が難しい場面や、高齢者施設を訪れる際など重症化リスクの高い方々と接するような場面では着用をお願いするという考え方を政府としても説明しているが、より具体的な説明を多くの国民の皆さんが戸惑わないような形でしっかり発信していくことは重要だ」と述べました。