ジ袋 有料化も」
ごみ削減へ 原田環境相

プラスチックごみを減らそうという取り組みが世界で広がるなか、原田環境大臣は4日の記者会見で、削減に向けて「レジ袋は有料化も義務づけるべきではないか」と述べたうえで、必要があれば産業界や関係省庁と意見を交わす考えを示しました。
レジ袋やペットボトルなどのプラスチックごみをめぐっては、海に流れ出ると、細かく砕け回収が難しいことなどから海洋汚染や生態系への影響が懸念されていて、削減の取り組みが世界で広がっています。
原田環境大臣は、4日の記者会見で、日本でどのように減らしていくのか尋ねられると、「レジ袋は有料化も義務づけるべきではないかと個人的には考えている」と述べました。そのうえで、必要があればみずから産業界や関係省庁と意見を交わす考えを示しました。
スーパーなどの小売業者は、法律で、レジ袋などを削減する取り組みを求められていて、全国でレジ袋の有料化が進められていますが、義務ではなく、現在は、小売業者が独自に、また、条例や自治体と結んだ協定に基づいて行っています。
環境省は、プラスチックごみの削減策やリサイクルの強化について有識者が話し合う委員会で、小売業者に有料化を義務づけるかどうかについても議論することにしています。