岸信夫首相補佐官 次の衆院選に立候補しない意向 「若い人に」

衆議院山口2区選出で防衛大臣などを務めた岸信夫総理大臣補佐官は、次の衆議院選挙に立候補しない意向を固めました。

関係者によりますと、衆議院山口2区選出で防衛大臣などを務めた岸信夫総理大臣補佐官は、11日午後に岩国市で開いた後援会の会合で、「次の選挙は難しい。病気の治療に専念したい」などと述べ、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしたということです。

岸氏は63歳。

商社勤務を経て政界入りし、参議院議員を2期目途中まで務めたあと、平成24年の衆議院選挙で初当選し、現在4期目です。

これまでに菅内閣と岸田内閣で防衛大臣を務め、ことし8月からの内閣改造に伴い国家安全保障担当の総理大臣補佐官として活動しています。

また地元では、自民党山口県連の会長も担っています。

安倍元総理大臣の弟で、岸信介元総理大臣は祖父にあたります。

岸氏「将来的に若い人につなぎたい」

岸信夫・総理大臣補佐官は、NHKの取材に対し「地元の後援会の会合では、『わたしももう、いい年になったので後継者を考えていかなければならない』と思って話をした。将来的に若い人につなぎたい」と述べました。