佐野市には個別の要請
続けてきた」野田総務相

ふるさと納税の返礼品の調達価格を抑えるよう総務省が自治体に通知を出して求める中、野田総務大臣は、通知を守らずに昨年度、全国で最も多い寄付を集めた大阪・泉佐野市に対し、速やかに返礼品の見直しを行うよう求めました。

総務省は、ふるさと納税の返礼品について、調達価格を寄付額の3割以下にすることや地場産品を使うよう、自治体に通知を出していて、守らない自治体は制度の対象から外す方向で検討を進めています。

こうした中、通知を守らずに、地場産品でない高額な返礼品を用意し、昨年度、全国で最も多い135億円余りの寄付を集めた大阪・泉佐野市は、今のところ返礼品を見直す考えを示していないということです。

これについて、野田総務大臣は閣議の後の記者会見で、「返礼品については、各自治体にこれまでに2度、大臣名で通知を出すなど見直しを要請している。泉佐野市には個別の要請もずっと続けてきた」と述べました。そのうえで、「一部の自治体の突出した行動で一生懸命頑張っている地域が不幸になる結果を招いている」と述べ、泉佐野市に対し、速やかに返礼品の見直しを行うよう求めました。