ウクライナで戦っていたとみられる日本人男性死亡 政府関係者

ロシア軍との戦闘に参加するためウクライナに入り、現地で戦っていたとみられる日本人男性が死亡したことを日本政府関係者が明らかにしました。

日本政府はウクライナでの戦闘で日本人が死亡したという情報を受けて現地の日本大使館を通じてウクライナ側に情報提供を求めていました。

その結果、日本政府関係者によりますと、ウクライナでの戦闘で20代の日本人男性が死亡したことが分かったということです。

男性はロシア軍との戦闘に参加するためウクライナ側にたって戦っていたとみられていましたが、11月9日、死亡したということです。

ウクライナのどの地域の戦闘で死亡したのかなど詳しい情報は分かっていません。現在、大使館が日本にいる家族との連絡などを行っているということです。

関係者によると、ロシアによるウクライナ侵攻で日本人が死亡したのはこれが初めてだということです。

SNS上ではロシア軍との戦闘に参加する『義勇兵』の日本人がウクライナで死亡したという情報が投稿され、松野官房長官は10日の記者会見で事実関係の確認を行っていることを明らかにしていました。

日本政府は、ウクライナ全土に退避勧告を出しており、どのような目的であっても渡航はやめるよう呼びかけていました。