公明 山口代表 党代表選に立候補表明 無投票で8選の見通し

公明党の山口代表は、記者会見で「難局を乗り越えるため、党結束の要としての役割を果たしたい」と述べ、代表選挙に立候補する意向を表明しました。
これまでのところほかに立候補の動きはなく、山口氏の8選が無投票で決まる見通しです。

公明党の代表選挙は、山口代表の今の任期が9月25日の党大会で満了となるのに伴い、15日に告示されます。

山口氏は、記者会見で「こんにちの政治状況や、公明党の課題、内外のさまざまな声を受け止めたうえで、難局を乗り越えるためこれまで蓄積した経験をもとに党結束の要としての役割を果たしたい」と述べ、代表選挙に立候補する意向を表明しました。

そして「来年は党の基盤の重要な資源と位置づけている統一地方選挙がある。私自身が先頭に立って戦い、実践を通じてこれまでの蓄積を引き継ぎ、次の世代へのバトンタッチの準備を深めていく」と述べました。

山口氏は2009年から代表を務めていて、現在7期目です。

これまでのところほかに立候補の動きはなく、山口氏の8選が無投票で決まり、25日の党大会で承認される見通しです。

党内では当初、世代交代の必要性も指摘されましたが、党が重視する統一地方選挙が来年春に行われることや、国家安全保障戦略などを年末までに改定するための与党協議を控える中で、安定感のある山口氏の続投を求める声が強まっていました。