新閣僚も旧統一教会に会費支出 寺田総務大臣 山際経済再生大臣

寺田総務相 旧統一教会の関連団体会合の会費2万円

総務大臣として初めて入閣する寺田稔氏は、午前9時すぎ、議員会館の事務所に入りました。

寺田氏は記者団に対し、旧統一教会関連の政治団体『国際勝共連合』へ平成30年に会合の会費として、2万円を支払っていたことを明らかにしました。

寺田氏は「一度だけ、広島県人会の知人に誘われ、結果的には行けなかったが会費だけ支払った。ただ、その時点で『国際勝共連合』の会合だとは知らなかった」と釈明しました。
そのうえで、「私自身、旧統一協会の会合に出たり、祝電を出したことは一切ない。旧統一教会に限らず、社会的に問題となるような諸団体とはお付き合いすることがないようにしたい」と述べました。

山際経済再生相 旧統一教会の関連団体に会費1万円

旧統一教会との関係をめぐり、留任する山際経済再生担当大臣は記者会見で、関連団体に対し、平成25年に会費1万円を支払っていたことなどを明らかにしたうえで、今後は関係を持たないよう慎重に行動したいという考えを示しました。

この中で山際大臣は、旧統一教会との関係を点検した結果、平成25年3月に、旧統一教会の関連団体「平和大使協議会」に対して会費1万円を支払っていたほか、平成30年10月に関連団体のイベントに出席していたことが分かったと明らかにしました。

これについて山際大臣は「政治活動を行ううえで、日頃より多くの個人や企業、各種団体とおつきあいをしているが、私自身が旧統一教会や関連団体と関係があるわけではない。通常の政治活動の一環だったと認識している」と説明しました。

そのうえで「近年は関連団体のイベントに出席などはしていないものの、反省すべきは反省し、疑念を持たれることのないよう、今後とも社会的に問題があると指摘される団体などとの関係は持たないよう慎重に行動していきたい」と述べました。