の存在感を」平野氏
国民民主党 幹事長に

国民民主党の両院議員総会が開かれ、玉木代表は、幹事長に平野博文元官房長官、国会対策委員長に原口一博元総務大臣を起用するなどの人事案を示して承認され、新しい執行部が発足しました。

国民民主党は、11日午後、党本部で、両院議員総会を開き、玉木代表が、党の役員人事について、党運営の要となる幹事長に平野博文元官房長官、国会対策委員長に原口一博元総務大臣、政務調査会長に泉健太衆議院議員をそれぞれ起用する人事案を示しました。これに対し、出席者から意見は出ず、人事案は拍手で承認され、党の新しい執行部が発足しました。

幹事長に就任した平野氏は、衆議院大阪11区選出の当選7回で、69歳。民主党政権で、官房長官や文部科学大臣を歴任し、ことし5月に結成された国民民主党では、玉木共同代表のもとで、総務会長を務めました。

新執行部の発足にあたって、玉木氏は「年内の3か月が勝負だ。来年の参議院選挙を考えると、年内に一定の支持率向上や認知度アップの成果を見せなければならず、代表としてやれることは全部やる」と述べました。

平野幹事長「党の存在感 高めていきたい」

幹事長に就任した平野元官房長官は記者団に対し「国会対策や選挙で、ほかの野党とどう向き合うのか、知恵を絞りながら、党の存在感を高めていきたい。党が一丸となり、来年の参議院選挙などに向かうことや、認知度を高めること、いい候補者を擁立して選挙に勝つことを柱に、しっかりと党をまとめていく」と述べました。

津村副代表「新しいスタート 期待感を持っている」

代表選挙で玉木代表と争い、副代表に就任した津村啓介氏は記者団に対し「執行部がほぼすべて入れ代わったので、新しいスタートが切れると期待感を持っている。代表選挙の成果は、来年の参議院選挙などに向けた目標を共有できたことなので、全員が同じ方向を向いて頑張れると思う」と述べました。

原口国対委員長「野党共闘進める」

国会対策委員長に就任した原口元総務大臣は記者団に対し「国民の皆さんと絶え間なく対話し本気の野党共闘を進め、その結果として悪政と徹底的に全面対決する『超対決路線』で、明るく激しくやっていく。悪政を終わりにするのが、わたしたちの務めだ」と述べました。