「できるだけ
電力復旧を」世耕経産相

世耕経済産業大臣は6日、今回の地震による北海道内の停電について、数時間以内に復旧のめどを立てるよう、北海道電力に指示したことを明らかにしました。

世耕経済産業大臣は6日午前8時すぎ、経済産業省で記者団に対し、今回の地震による停電について「震源に近い苫東厚真発電所が停止し、その影響で北海道全域で電力の需給バランスが大きく崩れ、295万戸の停電が生じた。現在、4か所の水力発電所を再稼働させ、その電力を使って苫東厚真の再稼働に取り組んでいる。苫東厚真が立ち上がれば、順次、ほかの火力発電所も復旧が可能になる」と述べました。

そして、「まだ北海道電力は復旧の見通しを明確に示せていないが、経済産業省としては、数時間以内に電力復旧のめどを立てるよう指示している」と述べました。

そのうえで「これだけの停電だと、いろいろな影響が出てくる。まずはできるだけ早く火力発電所を立ち上げ、復旧させたい。停電している間、病院などの重要施設の電力供給に支障がないよう電源車を派遣したり、自家発電がしっかり稼働し続けられるよう重油等の供給に努めていきたい」と述べました。