来月７日の自民党総裁選挙の告示を前に、石破元幹事長は31日、竹下派の参議院側と会合を開いて、選挙対策本部を発足させ、党員票の獲得など支持拡大に向けて、組織的な活動を強化していくことを確認しました。

会合には、竹下派の参議院議員14人のほか会長の竹下総務会長も出席しました。

この中で、石破元幹事長は「来月20日の投開票日に向けて、これから、皆さんの力を借りながら、党員や国民に訴えていきたい」と決意を述べました。

そして、竹下派の尾辻元参議院副議長を本部長に、選挙対策本部を発足させました。

尾辻氏は「私たちは言うなら援軍だ。これから、まっしぐらに進んでいこう」と述べ、党員票の獲得など支持拡大に向けて組織的な活動を強化していくことを確認しました。

このあと、石破氏は記者団に対し「苦しい時に支持してもらえるのは、本当に感謝の極みだ。その思いに応えるべく、全身全霊を尽くしたい」と述べました。

一方、石破氏は記者会見で、都道府県ごとにみずからのメッセージを収めた動画を特設サイトに掲載したことを発表し、党員票の獲得に向けてネットを通じた発信に力を入れていく考えを示しました。