ロシア外交官ら8人異例の追放措置 情報収集担当とみられる

ウクライナ情勢をめぐって日本政府がロシアの外交官など8人を追放する措置をとったことを受けて、外交官らが20日にも日本を出国する見通しであることが関係者への取材で分かりました。日本が複数の外交官などを一斉に追放することは極めて異例で、8人は主に情報収集部門を担当していたとみられています。

日本政府は今月8日、日本に駐在するロシア大使館の外交官とロシア通商代表部の職員、合わせて8人を国外に追放することを発表しました。

関係者によりますと、8人は日本国内で主に情報収集部門を担当していたとみられ、中堅の幹部クラスも含まれています。

また、警察当局が重要人物だとしてマークしていた人物もいるということです。

8人は、ロシア側が用意したチャーター機で他の関係職員などと一緒に、20日正午ごろ羽田空港から出国する見通しだということです。

日本が複数の外交官などを一斉に追放することは極めて異例で、ロシア側は対抗措置を取るとみられていますが、具体的な内容については明らかになっていません。

アメリカ政府 ロシア国連代表部の外交官12人国外追放

アメリカ政府は、ニューヨークにあるロシアの国連代表部に勤務する外交官12人について国外追放することを決めています。

アメリカの国連代表部は2月28日、「アメリカに居住する権利を乱用し、アメリカの安全保障に悪影響を及ぼす諜報活動を行ったロシアの12人の情報工作員について、追放のプロセスを開始するとロシア側に通知した」と発表しました。

これについて、ロシアのネベンジャ国連大使は28日の記者会見で、「アメリカの当局がわれわれに対し、新たな敵対的な行動をとったという情報が今入った」と述べ、ニューヨーク駐在のロシア国連代表部の12人が退去するようアメリカ当局から命じられたと明らかにしました。

ネベンジャ大使によりますと、12人はペルソナ・ノン・グラータ=「好ましからざる人物」として、3月7日までにアメリカから退去するよう求められたということです。