法気づかず」浜松市議
アダルト動画など無断販売

浜松市の市議会議員が議会内のインターネット回線を使ってダウンロードしたアダルト動画などを無断で販売していたことがわかりました。この議員は「違法性の認識がなかった」などと説明していて、すでに辞表を提出したということです。

動画を無断で販売していたのは浜松市議会の新村和弘議員(47)で、16日、みずから記者会見を開いて説明しました。

それによりますと新村議員はことし2月から今月にかけて、議会事務局が契約しているインターネット回線や貸与されたパソコンなどを使ってアダルト動画を含む動画およそ100本をダウンロードし、無断で動画販売サイトに投稿しました。

先週、一部の動画を制作した業者からネットの接続業者を通じて議会事務局に連絡があり、著作権の侵害だなどと指摘されて問題が明らかになったということです。

新村議員が投稿したサイトは、動画がほかのユーザーにダウンロードされると換金できるポイントがもらえる仕組みで、新村議員はおよそ10万円分のポイントを得ていたということです。

新村議員は「違法性に気づかなかった。不徳のいたすところで、本当に申し訳ない」などと陳謝するとともに、16日、議会事務局に辞表を提出したことを明らかにしました。