「自然害多い国で協力」
河野外相 エクアドル外相と

日本の閣僚として初めて南米エクアドルを訪れた河野外務大臣は、バレンシア外相と会談し、エクアドルが日本と同様に地震が多いことから防災面での支援を行う方針を伝えました。

会談は日本時間の14日未明行われ、河野大臣は「外交関係ができて100周年になる年に訪問できてうれしい。互いに自然災害の多い国として協力していきたい」と述べました。

これに対しバレンシア外相は「日本の閣僚として初めての訪問を歓迎したい。今回の会談が実りあるものになることを期待したい」と応じました。

そして河野大臣は、エクアドルが日本と同様に地震が多いことから、避難用テントなどおよそ3億円の無償資金協力を行う方針を伝えました。

また日本企業のエクアドルへの進出を促す投資環境の整備や、再生可能エネルギーの普及に向けたインフラ整備を協力して進めることで一致しました。

さらに、来月始まる国連総会の議長にエクアドルの元外相が選ばれたことを踏まえ、国連改革などに連携して取り組んでいくことも確認しました。