文部科学省の幹部が逮捕された汚職事件で、贈賄側の元役員らが設けた会食に厚生労働省の前の事務次官が同席していたことについて、加藤厚生労働大臣は、前次官は会費を支払っているなどとして、問題はないという認識を示しました。

文部科学省の局長級の幹部が逮捕された汚職事件では、厚生労働省の蒲原基道前事務次官が去年10月に、贈賄側の元役員らが設けた会食に同席していました。

加藤厚生労働大臣は記者会見で、蒲原前次官が、厚生労働省の聞き取りに対し、文部科学省の幹部の案内で参加し、元役員は国会議員の事務所の関係者と認識していたなどと説明していることを明らかにしました。

そのうえで「会食は会費制で、蒲原氏は会費も支払っている」として、問題はないという認識を示しました。