き続き政権を」
石原派が安倍首相3選支持

来月の自民党総裁選挙に向けて、石原派は9日、幹部が対応を協議し、安倍総理大臣の3選を支持する方針を決め、今回の総裁選挙では党内7つの派閥のうち5つの派閥が、安倍総理大臣を支持することになりました。

会合には、会長を務める石原前経済再生担当大臣や、森山国会対策委員長らが出席し、これまで安倍政権を批判してきた最高顧問の山崎拓元自民党副総裁は、石原氏に一任するとして欠席しました。

会合では、石原氏が安倍総理大臣のこれまでの外交政策や経済政策は評価できるとして、派閥として安倍総理大臣の3選を支持する方針を示し、了承されました。

この後、石原氏は記者団に対し、「国際経済の不安要因をかんがみると、アベノミクスで景気が拡大し、所得も改善している流れをしっかりと確固たるものにするのが、自民党としての政治的な責任だ。石破元幹事長も能力があるが、安倍総理大臣に引き続き政権を担ってもらうのが、いちばん日本のためになると考えた」と述べました。

これによって今回の総裁選挙では、党内に7つある派閥のうち竹下派と石破派を除く5つの派閥が、安倍総理大臣を支持することになりました。