んどん問題は
表に出して」鈴木長官

スポーツ庁の鈴木長官は7日午後、千葉市内で報道陣の取材に応じ「スポーツ界をあげて健全性、高潔性を高めているこういう時代に、過去かどうかわからないが、“黒い交際” があった方が競技団体のトップを務めている事態はいかがなものか。やめられてしかるべきだと思っている」と述べ、日本ボクシング連盟の山根明会長が暴力団員だった人物との長年にわたる交友関係を明らかにしたことについて、改めて辞任するべきだという考えを示しました。

そのうえで、スポーツ界での不祥事が相次いで明らかになっていることについて「こういう事象がいま起こっているのではなく、前々からあったことがあらわになってきていると思う。『私たちも声を上げよう』という人や団体が増えてきたのではないか」と見解を述べました。

さらに鈴木長官は「もしかすると、まだ問題が出てくるかもしれないが、後から出るよりはまだいいと思う。問題があっても前向きに変えていこうという現れでもあると思うので、どんどん問題は表に出して2020年を気持ちよく迎えようじゃないかと思っている」と述べ、うみを出し切るべきだという考えを示しました。