東京医科大入試の子減点
閣僚から批判相次ぐ

東京医科大学が、入学試験で受験者側に説明しないまま、女子の受験者の点数を一律に減点して合格者の数を抑えていたことについて、林文部科学大臣は「適切な目的なく、不当に女子が差別されているようなことがあるとすれば認められない」と批判しました。

東京医科大学は医学部医学科の一般入試で、受験者側に説明しないまま女子の受験者の点数に係数を掛けて一律に減点し、合格者の数を抑えていたことが明らかになっていて、大学は来週にも調査結果を公表することにしています。

これについて、林文部科学大臣は記者会見で「募集要項にも示されずに、適切な目的なく、不当に女子が差別されているような入学者選抜があるとすれば、文部科学省としては認められない」と述べ、大学を批判しました。

そして「大学に対しては、すでに入試のプロセスなどを、なるべく早期に報告するよう求めており、報告を待ったうえで対応を検討したい」と述べました。

加藤厚生労働相 「不当差別認められず」

加藤厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「『女性だから』と言って、一律に制限を加え、不当に差別をすることはあってはならない。妊娠、出産などキャリアを中断せざるをえない場合も踏まえながら、働き続けられる環境を整備していくことが極めて重要だ。厚生労働省として女性医師が働きやすい環境を整えていきたい」と述べました。

野田女性活躍相「女性医師が継続して働きやすい環境を」

野田女性活躍担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「一般的に、女子を不当に差別して入学選抜を行うことは絶対に認められず、極めて深刻に受け止めている。こうした意向を林文部科学大臣に伝えた」と述べました。

そのうえで野田大臣は「問題の背景として女性医師が、結婚や出産で離職することがあげられているが、女性の医師が継続して働きやすい環境を整備することが重要だ」と述べました。

医師会会長「徹底した調査を」

日本医師会の横倉会長がコメントを発表し、「入試の段階で性別のみを理由に調整をするようなことは、平等性の観点からも許されることではない。東京医科大学による真相の究明はもちろんのこと、文部科学省に対しても徹底した調査と、厳格な対応を求めたい」としています。