日中友好議員連盟会長の辞職
を表明 林外相

新たに就任した林外務大臣は記者会見で、日米同盟を基軸に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組みを推進するとともに、気候変動や新型コロナ対策など地球規模の課題で指導力を発揮し国際社会での日本の存在感を高めたいという考えを示しました。
一方、超党派の日中友好議員連盟の会長職を辞職することを明らかにしました。

この中で、林外務大臣は「普遍的な価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、人類に貢献し国際社会を主導する覚悟を持って外交を展開したい」と述べました。

そのうえで「基軸である日米同盟をさらに深化させ、抑止力などを強化することが重要だ。そして自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組みを力強く進めていきたい」と述べました。

そして「気候変動やコロナ、それに軍縮不拡散といった地球規模課題への対応で指導力を発揮し、国際社会での日本の存在感を高めていきたい」と述べました。

また、中国や韓国を含めた近隣諸国などとの関係について「難しい問題には正面からきぜんと対応しつつ、安定的な関係を築くべく取り組んでいく。北朝鮮の拉致・核・ミサイルといった諸懸案にも、しっかり対応していきたい」と述べました。

日中友好議員連盟会長を辞職

一方、林大臣は、これまで務めてきた超党派の日中友好議員連盟の会長職について、外務大臣の職務を遂行するにあたって、無用の誤解を避けたいとして、辞職することを明らかにしました。