維新 松井代表
“今の任期で代表を退任したい”

日本維新の会の松井代表は記者会見で、党の規約に沿って衆議院選挙のあとに代表選挙が行われた場合には立候補せず、今の任期で代表を退任したいという考えを示しました。

日本維新の会は、党の規約で国政選挙や統一地方選挙のあと90日以内に代表の任期を終えるとしていて、この間に「特別党員」による投票で、代表選挙を行うかどうか決めると定めています。

松井代表は、党の規約に沿って衆議院選挙のあとに代表選挙が行われた場合の対応について「立候補しない。党の規約に沿って、執行部を決めてもらいたい」と述べました。

そのうえで「組織の中に新しい考え方を入れていくことが重要だ。市長としての任期をもって引退することを決めているので、自分が手を挙げるのは無責任だ」と述べ、今の任期で代表を退任したいという考えを示しました。

松井氏は去年、党の看板政策だったいわゆる「大阪都構想」が、住民投票で再び否決されたことを受けて、大阪市長としての任期が満了する再来年の4月で政界を引退する意向を表明していて、代表としての進退については、衆議院選挙のあとに判断する考えを示していました。