員の資格ない」
野党から批判相次ぐ

自民党の杉田水脈衆議院議員が、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちについて、「『生産性』がない」などという考えを示したことに対し、野党側からは「議員の資格がない」などと批判が相次ぎました。

自民党の杉田水脈衆議院議員は、今月発売された月刊誌で、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちについて「彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのか」などという考えを示しました。

これについて、共産党の小池書記局長は記者会見で「無知、無理解、悪意と偏見に満ちた文章と言わざるをえず、個人の尊厳を根本から否定するようなもので、杉田氏は撤回し、謝罪すべきだ」と述べました。

そのうえで小池氏は「謝罪や撤回の中身にもよるが、これだけ時間がたっても、いまだに何のコメントも出さないというのは議員の資格がない。辞任すべきだ」と述べ、杉田氏は議員辞職すべきだという考えを示しました。

また立憲民主党の福山幹事長は記者会見で、「『LGBTの皆さんが生きやすく、理解が広がった社会にするべきだ』という世界の潮流がある中で、全く時代遅れの無理解な人権無視の発言だ」と批判しました。