るさとのため頑張る」
佐喜真氏 沖縄県知事選に

11月の沖縄県知事選挙に、自民党などで作る候補者の選考委員会から立候補を要請されていた宜野湾市の佐喜真淳市長が30日、立候補する考えを明らかにしました。

11月18日に投票が行われる沖縄県知事選挙に向けて、自民党沖縄県連や経済団体などで作る候補者の選考委員会は、アメリカ軍普天間基地を抱える宜野湾市の佐喜真市長の擁立を決め、立候補を要請していました。

佐喜真市長は30日、那覇市内で選考委員会のメンバーと面会し、「沖縄県全体の発展や県民の暮らしの向上を含め、やるべき課題や問題が山積している。宜野湾市長としての思いや市民に寄り添うスタンスを崩すことなく、ふるさと沖縄県のために頑張る決意で、きょう正式に受諾表明をさせていただきたい」と述べ、立候補する考えを明らかにしました。

佐喜真氏は宜野湾市出身の53歳。沖縄県議会議員などを経て、平成24年の宜野湾市長選挙で初当選して現在2期目で、普天間基地の早期返還を求めてきました。

沖縄県知事選挙をめぐっては、普天間基地の辺野古への移設阻止を目指す翁長知事を支持する共産党や社民党などが、再選に向けて準備を進めていますが、知事自身はこれまで立候補するかどうか明らかにしておらず、今後は、翁長知事の動向が焦点となります。