千原ジュニアさん
“ひきこもり”への理解を

「ひとりで悩まないで」と書かれた高知県のひきこもりに関するポスターに起用された、お笑い芸人の千原ジュニアさんが県庁を訪れ、自身の経験も踏まえて理解を呼びかけました。

千原ジュニアさんは11日、高知県庁を訪れ浜田知事と懇談しました。

千原さんは中学時代にひきこもりの状態だったということです。

県は千原さんの当時の心境などを通して、ひきこもりへの理解を深めてもらおうと、ポスターやリーフレットに千原さんを起用しました。

千原さんは浜田知事に「ひきこもった人にこう対応すればよいという正解はなく、何がきっかけで扉を開けようと思うか分からないので、僕が動くことが何かのきっかけになればよいと思っている」と述べました。

県は千原さんが登場する動画を県のホームページなどで公開しているほか、今月中には県内の市町村や社会福祉協議会でリーフレットを受け取ることができるようにするということです。

懇談のあと、千原さんはひきこもりの当事者に対して「それぞれ外に出て行けるタイミングが違うので焦る必要はない。何かに触れたり、何かを耳にしたりすることがきっかけになるかもしれない。外に出たいという思いを持ち続けてほしい」と呼びかけていました。