自民党総裁選
告示 4人が立候補へ

自民党総裁選挙は17日告示され、岸田前政務調査会長、河野規制改革担当大臣、高市前総務大臣、野田幹事長代行の4人が立候補することにしています。今月29日の投開票に向けて、新型コロナウイルス対策や経済政策などを争点に本格的な論戦が始まります。

菅総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙は17日に告示されます。

岸田前政務調査会長、河野規制改革担当大臣、高市前総務大臣に加え、16日に野田幹事長代行が立候補を表明し、4人が争う構図となります。

総裁選挙に複数の女性が立候補するのは初めてです。

17日は午前10時から党本部で立候補の受け付けが行われます。

そして午後には党本部で4人による立会演説会と共同記者会見が行われ、本格的な論戦が始まります。

選挙戦では、感染拡大が続く新型コロナウイルス対策をはじめ、感染が収束した後の社会のあり方や、経済・財政政策、それにエネルギー政策や外交・安全保障政策などが争点となる見通しです。

一方、党内の各派閥は、岸田氏が率いる岸田派を除き、多くの派閥で支持する候補者の一本化が見送られる方向となっていて、各陣営は、各派閥からできるだけ多くの議員の支持を得たいとして、働きかけを強める方針です。

今回の総裁選挙は、3年ぶりに全国の党員・党友による党員投票が行われ、国会議員1人1票の「国会議員票」383票と「党員票」383票の合わせて766票で争われます。

国会議員の投票は今月29日に東京都内のホテルで行われ、前日28日までに投票が締め切られる党員票とあわせて、その場で開票されます。