“冬場の感染再拡大を危惧
医療提供体制の強化を”

新型コロナウイルス対策をめぐって、田村厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で、冬場に向けて感染が再拡大するおそれもあるとして、全国の自治体に対し、臨時の医療施設の整備など医療提供体制の強化を図るよう求める考えを示しました。

この中で、田村厚生労働大臣は「変異株の感染力は非常に強いものがあり、専門家は『今後も長期的に感染拡大が反復する』と言っている。特に冬場は非常に危惧しているので、今後の医療提供体制の構築を急ぐ必要がある」と述べました。

そのうえで「コロナ病床の確保も必要だが、臨時の医療施設や入院待機施設を、病床を補完する形で整備していくのは非常に重要だ」と述べ、全国の自治体に対し、コロナ患者の病状に応じた対応など、医療提供体制の強化を図るよう求める考えを示しました。

一方、田村大臣は、異なるメーカーのワクチンを組み合わせて接種する『交差接種』や、2回の接種を終えた人に3回目の接種を行う『ブースター接種』の必要性などについて、今週17日に専門家の審議会に諮る考えを示しました。