麻生副総理の“コロナ収束”
発言を批判 立民 福山幹事長

麻生副総理兼財務大臣が「コロナの問題はまがりなりにも収束した」と述べたことについて、立憲民主党の福山幹事長は、医療のひっ迫に目立った改善はなく、認識を改めるべきだと批判しました。

麻生副総理兼財務大臣は7日の閣議の後の記者会見で、菅総理大臣が自民党総裁選挙への立候補を断念したことをめぐり「この1年間の結果、コロナの問題はまがりなりにも収束し、国際社会の中での評価は極めて高いと思う」と述べました。

これについて、立憲民主党の福山幹事長は、7日の記者会見で「感染者数が減少傾向にあるのは理解するが、全国的にも医療のひっ迫は、まだ目立った改善はなく、東京は非常にひっ迫した状況だ」と指摘しました。

そのうえで「収束というのは、さすがに認識を改めてもらわないといけない。政府は、こうした認識だから臨時国会も開かないのだろうが、抗議の意味も含め、麻生大臣の発言には遺憾の意を表明したい」と批判しました。