横浜市 山中新市長が就任
“IR誘致撤回を速やかに”

横浜市長選挙で初当選した山中竹春新市長が30日就任し、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致を速やかに撤回するとともに、予定地となっていた山下ふ頭の今後の整備について、IRに代わる案を策定する考えを示しました。

山中氏は今月22日に行われた横浜市長選挙で50万票以上を得票して初当選し、30日、就任しました。

山中新市長は市の幹部職員に対し「これまでの『チーム市役所』よりさらに発展的なよいチームを作ることを多くの市民が期待している。現場重視の姿勢で横浜市を発展させ市民を幸せにするという共通のゴールに向かって努力したい」と訓示しました。

そして、このあとの就任会見で「IR誘致の即時撤回を公約して当選したので誘致の撤回に関する手続きを速やかに進めていく」と述べたうえで、予定地となっていた山下ふ頭の今後の整備について、歴史や地域の特性を踏まえたうえでIRに代わる案を策定する考えを示しました。

また、林文子前市長が整備を目指してきた国内最大規模の劇場について、計画を取りやめるとしたほか、新型コロナウイルス対策としてワクチン接種や検査態勢の拡大、それに医療体制の確保に取り組んでいく考えを示しました。