若い世代向けワクチン接種
「“予約なし”は無謀」河野氏

東京都が若い世代向けに行っているワクチン接種について、河野規制改革担当大臣は、予約を取らずに行うのは無謀だと指摘し、インターネットを活用した予約や抽せんを行うのが望ましいという考えを示しました。

河野規制改革担当大臣は29日、フジテレビの番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し、東京都が若い世代向けに渋谷区で行っているワクチン接種について、「打ちたい人がたくさんいる中で、『予約なし』というのはかなり無謀な話だ」と指摘しました。

そのうえで、「ネットで申し込んで『当たったら何時に来てください』など、むだが起きない形でやれば、納得してくださるのではないか」と述べ、インターネットを活用した予約や抽せんを行うのが望ましいという考えを示しました。

また、接種の加速化に向けて河野大臣は「厚生労働省に対し、1回目をアストラゼネカ、2回目をファイザーやモデルナという『交差接種』をやっていいのかや、それによって1回目と2回目の期間を短くできるかどうか、見解を出すようお願いしている」と述べました。

さらに、ワクチンを決められた回数接種したことを示す「接種済証」が、年内にアプリなどを使ってデジタル化される見通しを示しました。

一方、自民党総裁選挙をめぐり「菅総理大臣が立候補すれば支持するのか」と問われたのに対し「今はワクチン接種を閣僚としてやっているので、まず自分の仕事をしっかりやりたい」と述べました。