カジノを含むＩＲ＝統合型リゾート施設の整備法案の審議が17日午前、安倍総理大臣も出席して参議院内閣委員会で行われました。野党側が、政府与党は災害対応よりも法案審議を優先していると批判したのに対し、安倍総理大臣は、災害には万全の態勢で対応していると反論しました。また、西村官房副長官が、災害が懸念されていた今月５日の夜に懇親会の写真をツイッターに掲載したことについて「注意して、慎重に対応するように申し上げた」と述べました。

参議院内閣委員会では17日午前、安倍総理大臣が出席して質疑が行われました。

参議院野党第１党の国民民主党などは、政府与党は今回の西日本を中心とした豪雨災害への対応よりも、法案審議を優先しているなどと批判しました。

これに対し安倍総理大臣は「いかなる事態にも対応できる万全の態勢で災害対応は行っている」と反論しました。

そのうえで「ＩＲが日本の成長戦略に資する経済効果が期待されることなど国民に日本型ＩＲのイメージを共有してもらうための取り組みを推進し、世界中から観光客を集める滞在型観光を推進していきたい」と述べました。

また、安倍総理大臣は、西村官房副長官が、大雨による災害が懸念されていた今月５日の夜に議員宿舎で開かれた懇親会の写真をツイッターに掲載したことについて「そうした発信等については注意して、慎重に対応するように申し上げた」と述べました。