自民総裁選で石破氏
自身の対応は慎重検討の考え

来月末の任期満了に伴う自民党総裁選挙をめぐり、石破元幹事長は、衆議院選挙での勝利を目的に総裁を代えることは国民の理解を得られないと指摘したうえで、自身の対応については慎重に検討する考えを示しました。

自民党の石破元幹事長は、20日夜、フジテレビのBS番組「プライムニュース」に出演しました。

この中で、来月末の任期満了に伴う自民党総裁選挙について「『菅総理大臣では衆議院選挙は戦えないので顔をかえる』ということが本当に国民に理解されるのか。虚心たん懐に考えないといけない。党利党略ではなく、菅総理大臣のキャッチフレーズである『国民のために働く』という原点に戻るべきだ」と指摘しました。

そのうえで、自身の対応について問われたのに対し「新型コロナの感染拡大で、国民が恐怖におののく中、内閣が一致して向かっていく時に、『私がやります』などと言うことは、その気があろうが無かろうが口の端にのせることではない。それが国民にどう映るかよく考えた方がいい」と述べ、慎重に検討する考えを示しました。