「お盆の帰省控えて」
改めて国民に協力求める

新型コロナウイルスの全国的な急拡大が続く中、田村厚生労働大臣は、感染リスクを抑えるためにも、お盆の時期の帰省など都道府県を越える移動は控えるよう、改めて国民に協力を求めました。

新型コロナウイルスの新たな感染者が、全国で9日まで7日連続で1万人を超えたことについて田村厚生労働大臣は、記者会見で「非常に危機感を持っている。『デルタ株のウイルス量が以前に比べて多くなっているのではないか』という指摘があり、今までよりも感染するリスクは高くなっている」と述べました。

そのうえで「全国的に感染が広がっているが、これからお盆になるので、県境を越える移動や帰省は、できるかぎり控えてもらいたい」と改めて協力を求めました。

さらに「人が接する機会があるほど、感染するリスクは高い。『ワクチンを高齢者が打っているから若い人が動いても大丈夫だろう』ということはありえない。もう一段、ワクチン接種が進むまでの間はどうか協力と理解をいただきたい」と述べました。