ったおにぎり配った
悪意はなかった」福島市議

去年10月の衆議院選挙の公示日に、安倍総理大臣が福島市で候補者の応援演説をした際、地元の市議会議員がコメの安全性をPRするおにぎりを有権者に配ったことについて、警察は公職選挙法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは福島市の67歳の市議会議員です。

警察などによりますと、この議員は、去年10月の衆議院選挙の公示日に、安倍総理大臣が福島市の田園地帯で候補者の応援演説をした際、集まった有権者におにぎりを配りました。

当日は、候補者や安倍総理大臣がおにぎりを食べて福島県産のコメの安全性やおいしさをPRしましたが、議員は「安倍総理大臣が食べたおにぎりをいただいてください」などと言って配ったということです。

公職選挙法で禁止された有権者への飲食物の提供にあたると告発があったのを受けて、警察が捜査していました。

市議会議員はNHKの取材に対し、「余ったおにぎりがもったいなかったので、来ていた人に配っただけで、悪意はなかった」と話していました。