児童5人死傷事故 八街市長
飲酒運転厳罰化を自民に要望

千葉県八街市で小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故を受け、八街市の北村市長が自民党の会合に出席し、飲酒運転の罰則を厳しくすることなどを要望しました。

6月28日、千葉県八街市で下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、男の子2人が死亡するなど児童5人が死傷した事故を受け、自民党は6日午前、交通安全対策特別委員会の会合を開きました。

会合には八街市の北村市長が出席し、特別委員長を務める田中 前復興大臣に要望書を手渡しました。

要望書では、逮捕された運転手がアルコールの影響で正常な運転に支障が出る状態だった疑いがあることを踏まえ、飲酒運転の罰則を厳しくすることや、運送業などの事業者に対し運転の前後にアルコール検知を義務づけることなどを求めています。

また通学路の安全対策を進めるため、道路整備に必要な財政支援も要望しています。

会合のあと、北村市長は記者団に対し「国に強く対応を求めるという返事をもらった。遺族や子どもたちのことを考え、市としてもしっかり再発防止に取り組まなければならない」と述べました。