自民 塩崎恭久 元官房長官
次の衆院選に立候補せず

第1次安倍内閣の官房長官などをつとめた自民党の塩崎恭久氏が、「次の世代へのバトンタッチが必要だ」などとして、次の衆議院選挙に立候補しない意向を表明しました。

塩崎元官房長官は19日夕方、松山市内で記者会見し「新型コロナ対策など国民の健康と命を守るための政治活動に一定の区切りがついたのに加え、コロナ後の世の中を見据えて次の世代へのバトンタッチが必要だと考えた」と述べ、次の衆議院選挙に立候補しない意向を表明しました。

塩崎氏は70歳。

日銀の職員を経て平成5年の衆議院選挙で初当選し、これまでに衆議院選挙に8回、参議院選挙で1回当選しました。

この間、平成18年に、第1次安倍内閣で官房長官として初入閣したほか、平成26年からは厚生労働大臣を務めました。

塩崎氏は今後の活動について「今後は法律の実践という別の立場で活動し、国に対する貢献もしていきたい」と述べています。