大阪府知事 小中高の文化系
部活動 再開できるか検討

大阪府の吉村知事は、緊急事態宣言が再延長された場合、府内の大学へのオンライン授業の要請は継続する考えを示しました。一方、原則中止としている小中学校や高校の部活動のうち、文化系のクラブについては活動を再開できるか検討を行う考えを示しました。

大阪府は26日、兵庫県や京都府とともに、今月31日が期限となっている緊急事態宣言の再延長を政府に要請し、政府は延長する方向で調整しています。

これに関連し吉村知事は27日、記者団に対し、現在、府内の大学に要請しているオンライン授業について「大学生は非常に行動範囲も広い。やはり若い世代の先に感染がぐっと広がってくる傾向がある」と述べ、要請を継続する考えを示しました。

一方、原則中止としている小中学校や高校の部活動に関しては「クラスターが起きやすい運動部は、引き続き感染対策の徹底をお願いすることになると思う。書道部や美術部などの文化部は、感染対策を徹底することによって、再開もありえる」と述べ、文化系のクラブについては活動を再開できるか検討を行う考えを示しました。

さらに吉村知事は、宣言の再延長の期間について「僕は3週間から1か月が適切ではないかと思う。ただ、最後は国が判断することになる」と述べました。