東北新社が報告書 総務相
“第三者委の検証に協力”

衛星放送関連会社「東北新社」の外資規制違反の問題で、会社側が報告書を公表したことについて、武田総務大臣は、省内に設置した第三者委員会が総務省側と会社側の双方に調査を行っているとして、公正な検証が進むよう協力していく考えを強調しました。

総務省の幹部職員らに違法な接待を繰り返していた東北新社は、24日、4年前の外資規制違反問題をめぐって、総務省に事前に報告していたことを示す新たな証拠が見つかったとする報告書を公表しました。

武田総務大臣は、閣議のあと記者団に対し「当時、会社側から報告があったかどうかについては、会社側と総務省の担当者の認識にそごがあると認識している。現在、省内に設置した第三者委員会で、双方の関係者から資料やデータの収集、ヒアリングなどが精力的に行われている」と述べました。

そのうえで「第三者委員会には、今国会の会期内にできるだけ早くご報告いただけないか要請しており、総務省として、客観的・公正に検証が進むよう引き続き万全の協力をしていきたい」と述べました。