兵庫県知事 緊急事態宣言
解除に慎重な姿勢示す

兵庫県の井戸知事は記者会見で、来週月曜の31日が期限の緊急事態宣言について、感染者数は減少傾向にあるものの、病床の使用率がいまだにひっ迫しているとして、解除には慎重な姿勢を示しました。

この中で井戸知事は、兵庫県内の感染状況について「減少傾向となっており、これをしっかり続けていけるようにしたい」と述べました。

一方、井戸知事は「病床はまだ厳しい状況が続いている。解除に向けて、10万人当たりの感染者は10人以下、重症病床の使用率は50%以下が、それぞれ1週間続くという基準にはほど遠く、現時点では緊急事態宣言を解除するわけにはなかなかいかないのではないか」と述べ、宣言の解除には慎重な姿勢を示しました。

そのうえで、今週、大阪と京都の3府県の知事で対応を協議するとともに、対策本部会議を開いて、兵庫県としての対応を決める考えを示しました。