横芝光町 DHCとの連携
協定解約へ “容認できず”

千葉県横芝光町は、化粧品会社の「ディーエイチシー」がウェブサイトに掲載した在日コリアンに関する文章について、「差別的で容認できない」として会社と結んでいた災害時などの連携協定を解約することを決めました。

千葉県横芝光町は、平成30年に、「ディーエイチシー」と町民の健康づくりの推進などを目的とした包括連携協定を結び、災害時に避難者向けの健康食品などの提供を受ける取り決めとなっていました。

しかし、町は、「ディーエイチシー」が、去年、自社のウェブサイトに掲載した在日コリアンに関する文章などが「差別的で容認できない」として協定を解約することを決めました。

24日、「ディーエイチシー」側に通知文書を送付し、来月末で協定が解消される見通しだということです。

「ディーエイチシー」のウェブサイトによりますと、今月13日の時点で、横芝光町を含め、全国19の自治体と同様の包括連携協定を結んでいるということですが、先月もウェブサイトに掲載した在日コリアンに関する文章をめぐって高知県南国市が協定を解約する方針を決めるなどしています。

横芝光町は「公開された当初から文章は許されないものだと考えていたが、その後も、会社として適切な対応がみられないので、やむなしと判断した」と話しています。