余剰ワクチン“会場で業務
行う民間看護師に接種”

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、中山防衛副大臣はキャンセルなどでワクチンが余った場合は、東京、大阪のいずれの会場でも会場で接種関連の業務に当たる民間の看護師や委託先の民間企業のスタッフに接種することを明らかにしました。

政府が東京と大阪に開設する大規模接種センターのワクチン接種は、今月24日に始まり、1日の最大接種人数は東京で5000人程度、大阪で2500人程度から、最終的には東京で1万人、大阪で5000人まで広げる方針です。

これに関連して中山防衛副大臣は、東京会場で行われた予行訓練を視察したあと記者団に対し、キャンセルなどでワクチンが余った場合の対応について明らかにしました。

それによりますと、余ったワクチンは東京、大阪のいずれの会場でも会場で接種関連の業務に当たる民間の看護師や会場の案内や受け付けを行う委託先の民間企業のスタッフに接種する方針です。

また、会場運営に当たる自衛隊員への接種も検討し、ワクチンがむだにならないようにするとしています。

一方、防衛省は大規模接種センターでは21日正式に承認されたモデルナのワクチンを接種することを決めました。

中山防衛副大臣は、記者団に対し「会場で業務に従事する民間看護師などの中には、まだワクチン接種を受けていない人もいる。ワクチンが余らないよう計画を持って接種を行い、万が一、余った場合もむだにならないよう使い切りたい」と述べました。