差是正と定数増やさず
同時にできる対案を」玉木氏

参議院の選挙制度をめぐって、国民民主党の玉木共同代表は、定数を6増やすなどとした自民党の公職選挙法改正案は「お手盛り法案だ」と批判したうえで、早急に党の対案をまとめ、国会で議論していく考えを示しました。

国民民主党の玉木共同代表は、水戸市で記者会見し、参議院の選挙制度をめぐって自民党が国会に提出した定数を6増やすなどとする公職選挙法の改正案について、「自民党の自民党による自民党のためのお手盛り法案だ。消費税率の引き上げを前に国会議員が身を切るどころか、議席を増やすというのは数のおごりが出過ぎているのではないか」と批判しました。

そのうえで玉木氏は「格差是正と定数を増やさないことを同時に達成できる対案を示していきたい。民主主義の根幹に関わるものなので、各党が加わって意見を出し合って合意を得ていく努力が必要だ」と述べ、早急に党の対案をまとめ、国会で議論していく考えを示しました。