石川県「まん延防止」適用を
要請 対象地域は金沢市

石川県は、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことから、政府に対し、金沢市を対象地域として「まん延防止等重点措置」の適用を要請しました。これに伴い、金沢市内の飲食店には営業時間を午後8時までとするよう求める方針です。

石川県は6日午後、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、この中で大型連休中も新規感染者が相次ぎ、県内での感染拡大が止まっていないことが報告されました。

会議では、医療の危機的な状況が懸念されるとして、今月25日までを対象に「石川非常事態宣言」を発出し、県主催のイベントを延期することなどを決めました。

そのうえで石川県の谷本知事は、政府に対し金沢市を対象地域として「まん延防止等重点措置」の適用を要請したことを明らかにしました。

石川県ではすでに、カラオケ店やバーなどを含む県内全域の飲食店を対象に、今月11日まで営業時間を午後9時までとするよう要請しています。

石川県では「まん延防止等重点措置」の要請に合わせて、金沢市内の飲食店には、営業時間をさらに1時間前倒して午後8時までとし、酒類の提供は午後7時までとするよう求める方針です。

また、県内のほかの自治体では、現在と同じ条件で時短要請の期間をさらに2週間延長することも決定しました。