小学校で木製の柱折れ死亡
事故受け 緊急点検を要請

宮城県白石市の小学校で、校庭のネットを支える木製の柱が折れて児童1人が死亡、1人が大けがをした事故を受け、文部科学省は、全国の教育委員会などに対し、ネットの緊急点検を行い、必要に応じて使用禁止などの措置を講じるよう要請しました。

今月27日、宮城県白石市の白石第一小学校で、校庭のネットを支える木製の柱が折れ、柱にぶつかった6年生の男子児童2人のうち1人が頭を打って死亡、もう1人も顔に大けがをしました。

この事故を受けて文部科学省は、28日付の通知で、全国の教育委員会などに対し、学校に設置されているネットの安全性について緊急点検を行い、必要に応じて使用禁止や修繕などの適切な措置を講じるよう要請しました。

萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「極めて残念に感じている。このような事故が二度と起こることがないよう、より一層各学校の設置者において学校の安全確保が確実に実施されるよう万全を期したい」と述べました。