“若年層から高齢者層へ感染
波及進む 対策を” 官房長官

国内で新型コロナウイルスへの感染が確認され、亡くなった人が1万人を超えたことについて、加藤官房長官は、若年層から高齢者層への感染の波及が進んでいると指摘し、感染対策やワクチン接種の推進に全力を尽くす考えを示しました。

国内で新型コロナウイルスへの感染が確認され、亡くなった人は26日、1万人を超えました。

これに関連し、加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「重症の入院患者が死亡した割合は、治療法が明らかになってきたこともあり低下している」と述べました。

一方で「去年12月以降、若年者から高齢者層への感染の波及が進み重症者数や死亡者数の増加につながっている。引き続き感染対策を講じるとともにワクチン接種を進め、感染者に必要な医療を適切に届けられる体制をしっかり構築していきたい」と述べました。

また緊急事態宣言が出されたあとも、東京寄席組合に入っている都内の4か所の演芸場が営業を続けていることについて、加藤官房長官は「無観客化や延期等にご理解とご協力を引き続きお願いしていきたい」と述べました。

このほか酒類の提供停止を要請されている飲食店で、客が酒を持ち込むのを認めて営業しているケースがあるという指摘が出ていることに対し「こうした行為を推奨、黙認することがないよう各都道府県で適切な対応が図られていくと承知している」と述べました。