徳島 早ければ週明けにも
「重点措置」要請の考え

新型コロナウイルスの感染者の急増を受けて、徳島県の飯泉知事は24日、25日・26日の状況も見たうえで「『まん延防止等重点措置』もちゅうちょなく発動する」と述べ、早ければ26日にも国に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。

徳島県では今月に入ってから24日までに発表された感染者が569人と去年1年間の感染者199人のおよそ2.8倍にのぼり、急速なペースで感染が拡大しています。

病床の使用率も24日の時点で67.7%と高い水準となっています。

これを受けて徳島県の飯泉知事はきょう県庁で開かれた対策本部会議で、「あす・あさっての新規感染者数などのトレンドをみて『まん延防止等重点措置』もちゅうちょなく発動する」と述べ、早ければ26日にも国に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。

飯泉知事は、このあとの会見で要請の判断基準について「新規の感染者数や医療現場の声などを総合的に判断する」と述べましたが、対象の地域については明らかにしませんでした。

徳島県は今月16日から飲食店を対象に午後9時までの営業時間の短縮を要請していますが「まん延防止等重点措置」が適用された場合は、さらに1時間早い午後8時までの要請になります。

飯泉知事は「まん延防止等重点措置をかけるとなれば、直ちに要請を行う必要があり、準備を指示した」と述べました。